ポイント講座4 用語説明編
フォトショップ
アドビシステムズ社が開発したペイント系 フォトレタッチソフト。 使いやすいインターフェースと豊富な機能で今やプロ御用達になっているソフトの一つ。 価格もプロが使うだけあって高価。
性能の良さからフォトレタッチに限らず、CGやイラストを描くのにも十分な性能を発揮する。 今や、CG描きの3種の神器 の一つとまで言われる。(ホントか?(笑))
ペインター
Fractal Design社が開発したペイント系ソフト 。 フォトショップ に勝るとも劣らない性能を有している。 特に、アナログ的な部分はフォトショップ よりも優れており、 簡単に水彩やクレヨンで塗ったような感じを出すことが出来る。 しかし、フォトショップよりもややインターフェースが難しく、 なかなか使いこなすことが難しいのも事実で、フォトショップ とペインターを両方とも使ってCGを描く方もいる。
ペイントブラシ
Microsoft Windows Version 3.1 以降から付属のペイント系ソフト 。 Windows 95 以降からその名を"ペイント"に変えているが、ファイル名は変わってない。(笑) 扱えるファイル形式も少なければ機能も期待できない。あくまで"お遊び"的なソフト。 しかし、OSとセットなので専用ソフトを持ってない人が一度は触ったことのあるツール。(笑) 恐らくWindows系でもっともシェアの高いペイント系ソフト だが、本当にCGをはじめようとするので有れば、 各社から出ているその他のペイント系ソフト を使用した方が無難。(笑) ほしみとみひろ が初めて手にしたペイント系ソフト もコレにあたる。(爆)
CG描きの3種の神器
ペイント系ソフト ・スキャナー ・タブレット の3つが一般的。(笑)
スキャナー
光学的に画像・文字データ等を読みとり、コンピュータで扱えるデータ形式に変換するハードウエア。 主にフラットベッドスキャナーとシートフィーダースキャナー等があり、前者は設置面積を取る分スキャンしやすく、 CGを描くのにも便利。後者は紙を給紙してスキャンするので、本や分厚い紙はスキャンできないが、設置面積が小さく安価な物が多い。 CG描きの3種の神器 として重宝されている。(笑) また、フィルムをスキャンすることが出きるフィルムスキャナー等も存在するが、 フラットベッドスキャナーの高解像度化と低価格化により最近影を薄くしている。
タブレット
ペンを使用した入力デバイスの一つ。マウスと違い計測座標が一定なので絵や文字を書くのに向いている。 特にWACOMの製品が有名。CG描きの3種の神器 として重宝されている。
ペイント系ソフト
フォトショップ ・ペインター ・ペイントブラシ (笑)等に代表されるソフト。 データはあくまでドット単位の特定の大きさの四角い点の集合で画面が表示される。 そのため、解像度や表示サイズによって画質が変わってしまう。(拡大すると点が大きくなってしまうので粗くなってしまう。) が、特定のセルだけ簡単に編集することが可能なので、グラデーション等も簡単に出来てしまう。 ペイントという由来は恐らくドット単位で色を塗って(ペイント)いくということだろう。
ドロー系ソフト
イラストレーター・DRAW!等に代表されるソフト。 データは数値によって形成されており、拡大してもデータは荒くならない。 が、色は数値によって形成された線で囲んだところに色を塗るという方式の為に細かい単位で色を変えることが難しい。 文字や画像のレイアウトが解像度や画像サイズにとらわれずに編集できるので、主にDTP 等に使われる。 ドローという由来は恐らく線を描く(又は線を引き描く)というところからきてるのだろう。
DTP(ディーティーピー)
DeskTop Publishing(デスクトップパブリッシング)の略で、編集やレイアウトの部分でコンピュータを使って出版物を作ること。 雑誌やポスターなど様々な分野に使れている。
レイヤ/フローター
フォトショップ ではレイヤ、ペインター ではフローターと違う呼ばれ方をしている。 概念的にはアニメのセル画と似ていて、画像を何枚かに分けてそれを重ね合わせたりすることが出来る。 フォトショップ では基本的に枚数単位で重ねあわすが、ペインター ではあくまでオブジェクトとして画像部分のみを分割する。
分割した画像は互いに干渉せずにデータの編集が出来、それを他のレイヤとどう合成 するかも簡単に指定できる。 良く使われる合成方法には、通常 ・乗算 ・スクリーン ・オーバーレイ 等があり、様々な表示をすることが可能。
画像合成
2つ又はそれ以上の画像を指定の方法で重ね合わせること。CGでは頻繁に使われる。
通常合成
レイヤ 上でただ単に上に載せるだけの合成方法。たとえば、キャラの顔の挿げ替えやオブジェクトの配置を変えるときに使われやすい。 概念的にはアニメのセル画と同じ。
乗算合成
レイヤ 上の各チャンネル のカラー情報に基づいて、基本色と合成色を掛け合わせる方式。結果色は基本色より常に暗くなる。 黒でペイントすると結果は黒になり、白でペイントすると基本色がそのまま残る。黒または白以外のカラーでペイントする場合は、 同じ部分にストロークを何度も適用するとカラーが濃くなり、複数のマジックマーカで描いたような効果が得られる。
スクリーン合成
各チャンネル のカラー情報に基づいて、基本色と合成色をそれぞれ反転したカラーを掛け合わせる方式。 結果色は、基本色よりも常に明るくなる。黒でペイントすると基本色がそのまま残り、白でペイントすると白になる。 複数の写真スライドを重ねて投影したような効果が得られる。
オーバーレイ合成
基本色に応じて乗算 とスクリーン を使い分ける方式。 基本色のハイライト やシャドウ を維持しながら既存のピクセルの上にパターンやカラーを重ねる。 基本色は置き換えられるのではなく、合成色とミックスされて基本色の明るさや暗さが表現される。
ラフ・ラフ画
絵全体を大まかに描くこと。又そうして描かれた絵。
ペン入れ
鉛筆などで描かれた絵を万年筆やボールペン・ミリペン等で綺麗に清書すること。
DPI
Dots Per Inch(ドットパーインチ)の略。1インチあたりに幾つ点が有るか(又は打つことが可能か)の単位。 300DPI×300DPI は1インチ四方に300×300個の点がある(又は打つことが可能)ということ。
PPI
Pixcel Par Inch(ピクセルパーインチ)の略。1インチあたりに幾つ点があるか(又は表示可能か)の単位。 DPI と同じような感じで考えてよいが、PPIは主にディスプレイでの画像表示解像度に使われる。
グレースケール
概念的にはモノクロ写真と同じ。最高 256 階調のグレーを使い、グレースケール画像の明るさの範囲は、 ピクセルで 0(黒)から 255(白)まで。さらに、グレースケールの値は、ブラックインキの使用率で表すことも可能 (0% は白に等しく、100% は黒に等しくなる)。白黒あるいはグレースケールのスキャナを使ってスキャンした画像は、 一般にグレースケールで表示さる。モノクロ 2 階調の画像やカラー画像もグレースケール画像に変換することが可能。 カラー画像を高画質の白黒画像に変換する場合、元の画像のカラー情報はすべて破棄される。 変換後の画像のピクセルのグレーレベル(階調)は、元の画像のピクセルの輝度を表す。
RGBカラー
一般的にパソコンで作るカラー画像のほとんどはこのモード。 赤、緑、青(RGB)の光線をさまざまな割合で混合することによって色を再現する。 またこれらのカラーを重ねると、シアン、マゼンタ、イエローが生成される。 RGB カラーを重ねると白が生成されるので、加算混合色とも呼ばれる。 たとえば、鮮明な赤は、赤の値が 246、緑の値が 20、青の値が 50 になり、この 3 つの構成要素の値が等しいと、グレースケール になる。 すべてのカラーを重ねると、光がすべて目に反射されて、白が生成される。加算混合色は照明やビデオ、モニタなどで使用されている。 モニタでは赤、緑、青の蛍光体から光を出してカラーを作成している。
CMYカラー
一般的にプリンタなどが出力する画像モード。だが、現在のプリンタはRGBモードを自動的にCMYモードに変換しているので 使用者はあまり意識する必要は無いようである。 Adobe Photoshop の CMYK モードでは、各プロセスインキのパーセント値がすべてのピクセルに割り当てらる。 最も明るいカラー(ハイライト )にはほんのわずかなプロセスインキカラーが割り当てられ、 暗いカラー(シャドウ )にはプロセスインキカラーが高い割合で割り当てられる。 たとえば、鮮明な赤には 2% のシアン、93% のマゼンタ、90% のイエロー、0% のブラックが含まれる。 CMYK 画像では、4 つの構成要素がすべて 0% のときに純粋な白が生成される。
パス
フォトショップ やイラストレーター等で使われている数値的に作られる曲線のこと。ベジェ曲線 やスプライン曲線 が代表的。 フォトショップ ではベジェ曲線 が使われている。
ベジェ曲線
フォトショップ ではパス として機能しているもので、数値的に曲線を表す方式。3個以上の点のデータから曲線の一つの区間を描く。 点はアンカーポイント・コーナーポイント・スムーズポイント・方向点で構成され、アンカーポイントは線の両端、 コーナーポイントは線中の滑らかでない曲がり角、スムーズポイントは線中の滑らかな曲がり角、方向点はコーナーポイント・スムーズポイントの 曲がる方向を決める点。
スプライン曲線
点と点をスムーズに結んだ曲線。方向点が無いため、表現力はベジェ曲線 に比べると乏しい。
画像解像度
画像の細かさの度合い。Windows では 96DPI Macintosh やテレビでは 72DPI が標準。
ディスプレイのサイズ
一般に 640×480(VGA ) 800×600(SVGA ) 1024×768(XGA ) 1152×864 1280×1024 1600×1200 等がある。 また、()内のように言われることも有るが各社によってまちまち。
VGA(ブイジーエー)
Video Graphics Array の略でIBMが開発したグラフィック表示方式。 640×480ドットの画面中に4096色中16色の表示が可能。
SVGA(エスブイジーエー)
Super Video Graphics Array の略でVGA を拡張した規格。 一部VESA で標準化された部分もあるが基本的には各社によってまちまち。
XGA(エックスジーエー)
eXtended Graphics Array の略でIBMが開発したグラフィック方式。 1024×768ドットの画面中に4096色中16色の表示が可能。
VESA(ヴェサ)
Video Electronics Standards Association の略でグラフィックス環境の標準の策定とサポートを行う米国の協会。
透明部分の保護
レイヤ 上でコレにチェックを入れることで透明な部分に色が塗られないようにすることが出来る。
チャンネル
フォトショップ の場合、特定の色やマスク としての画像データのこと。
マスク
フォトショップ の場合、特定の部分に色が塗られないようにしたりする部分や、又その逆。
自動選択ツール
フォトショップ で特定の範囲を自動的に選択することが出来るツール。オプションで選択レベルを調整できる。
アンチエイリアス
画像のエッジをスムーズにすること。オプションでアンチエイリアスを選択するとより自然な画像(ジャギ の無い画像)が得られる。
ジャギ
線や画像で拡大すると目立つ線のギザギザ。一般に解像度の低いデータはジャギがでやすい。 また、アンチエイリアス を使用することでジャギを目立たなくすることも可能。
サンプル結合
表示されているレイヤ 全ての画像を使って編集する。たとえば、自動選択ツール でチェックをしておくと、 他レイヤ 上の画像も自動選択に使われる。
ハイライト
一番明るい部分。又その周辺。
シャドウ
影となる部分。又その周辺。
バストアップ
いわゆる胸像。胸から上だけの部分。
主線修正
ラフ画 やペン入れスキャン画から綺麗な主線を抽出する作業。
ここに載せてある用語は大体合っていると思いますが、
なにか間違っていることや質問・意見・感想等ございましたらお気軽にご連絡下さい。
メールは、
JavaScriptを有効にするとメールアドレスが表示されます
までお願い致します。m(__)m
参考資料:フォトショップのHELP・略語辞典他・・・
前のページへ戻る
CGの描き方メインページに戻る